恵庭市主催の「恵庭起業塾」は、2025年も8月21日から9月25日までの6週間にわたり、恵庭RBパークを会場に合計9講座を開きました。
「経営」、「販路拡大」、「財務」、「人材育成」の各分野に精通した講師から、地域で愛される事業の作り方、税と会計、起業家に求められるコミュニケーション力についてなど、起業のために必要な基本的知識を教授していただきました。
また、最終日には、恵庭市内で「まちの小さな洋菓子店consan」を経営する今伸五さんから、ご自身の起業にまつわる体験談を講演していただきました。
「45歳までに独立できると自分で思えなかったらあきらめよう」と期限を決め、技術を磨くためコンクールにも積極的に出品するなど、独立に向けて準備を進めた今さん。コロナ禍を経験して、「いつ何が起こるかわからない。死ぬ前に一度は独立して自分の店を出したい」と決意し、本格的に活動を始めたそうです。
異業種で独立した友人に相談し、家族の理解を得て、恵庭市や商工会議所の支援も受け、2年前に念願のお店をオープンされました。講演では、資金調達や広告の出し方、開業後に分かったことなど、自身の経験を余すところなく伝えていただき、受講者からは「リアルなお話が聞けてすごく勉強になった」、「気をつけることや、やった方が良いことを詳しく丁寧に教えていただけて、とてもわかりやすかった」などの感想が多く寄せられました。
今回も恵庭市内の他、千歳市や栗山町からも受講者が集まり、学生から大学教授まで幅広い世代の男女が、目指す事業の実現や、起業のノウハウを今後に役立てようと、毎回、熱心に講義に向き合っていました。
受講された皆様に厚くお礼申し上げます。そして、皆様の夢の実現を期待しております。